銀座・和光は1月16日〜2月14日、バレンタインコレクション(全6品、999円〜9720円)を限定販売する。「フロンティエール(境界)」をテーマに据え、境界を超えて銀座を訪れる全ての人に、世界各地の素材を組み合わせた特別なショコラを用意。ショコラは、数々の賞を受賞する飯岡奈々スーシェフ ショコラティエが昨年に続き手掛ける。公式ECサイトでは1月16日〜2月7日まで取り扱う。
世界各地の食材を厳選
新作ショコラ5種
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“スペシャリテ”(3個入り、1836円/5個入り、3240円/10個入り、5940円/15個入り、8640円)は、真っ赤な箱がバレンタイン気分を高めるチョコレートボックス。新作のフレーバー5種をそろえ、10個入りと15個入りにはクッキーも詰め込んだ。飯岡奈々スーシェフ ショコラティエは、「世界を旅して食材を選ぶとしたら」を念頭に置き製作したという。“クレモンティーヌ”のガナッシュは、フランス・コルシカ島産のクレモンティーヌピューレをホワイトチョコレートと合わせた。鼻に抜ける爽やかな風味が楽しめる。“サレ”には、オーストラリア産の塩を粉砕して配合。一口頰張るとパンチのある塩味が広がり、キャラメルの風味とカカオの風味が余韻として表れる。
“和紅茶”は、鹿児島県産和紅茶を使用。上品な香りとともにほどよい渋みが広がる。“メープル”のガナッシュは、カナダ・ケベック州産のメープルを原料とした濃縮メープルのバタークリームベースだ。トップにのせた、メープルシュガーでコーティングしたヘーゼルナッツのザクザクとした食感も楽しめる。“フィグエピス”はムースのように滑らかなガナッシュに、トルコ産イチジクにシナモンやクローブ、アニスを効かせたコンフィチュールを絞った。エキゾチックな香りと、イチジクのプチプチとした食感が絶妙にマッチする。製作に最も苦戦したのは“サレ”で、「シンプルだからこそ塩味の調整が難しかった」と話す。
カカオ本来のアロマを追求した生ケーキ
生ケーキ“アロマ ショコラ”(1134円)は、「カカオ本来の味やアロマを感じていただきたい」という思いで小野雄大シェフ パティシエが手掛けた。収穫後60日以内に製造したベトナム産チョコレートのフレッシュかつ力強い味わいが特徴。「フロンティエールがテーマだったので、使ったことがないチョコレートを使ってみようと思った。生産者へしっかりと還元される背景にも共感し、このチョコレートを選んだ」。構成はハートのチョコレート細工、チョコレートのグラサージュ、ミルクショコラとビターショコラを合わせたムース、カカオパルプ(カカオ豆の周りの果肉)ジュレ、ユズ風味のクレームショコラ、ビスキュイショコラ、木頭ユズのゼストを入れたフィアンティーヌ(クレープ生地を薄く伸ばして焼き、細かく砕いたもの)。カカオパルプと徳島県産木頭ユズのフルーティーで爽やかな酸味を、カカオのアロマと掛け合わせた。ユズは香りを抽出してカカオバターに混ぜ込むことで、カカオ本来の酸味を引き立てるように仕上げた。ユズの酸味やフィアンティーヌの食感などにより、濃厚な味わいでありながら軽やかですっきりとした印象だ。
その他バレンタイン限定商品
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“バレンタイン限定 WAKO クッキー”(5400円)は、ザクザクした食感の四角いココアクッキーと、チョコレートで柄を施したプレーンクッキーを詰め、銀座店限定で発売する。“バレンタイン ミニギフトボックス”(9720円)は、3段のギフトボックスに板チョコレート“キャレ ド ショコラ”3種と、新作の“スペシャリテ”を含むショコラ6種、クッキーのデコレーションをあしらったショコラ6種を詰め込んだ。
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また和光アネックス2階のティーサロン限定で、時計塔をモチーフにミニスイーツを盛り付けた“ミナルディーズ”(4950円※1日10食限定)を提供する。新作生ケーキ“アロマ ショコラ”のミニサイズや、“マカロン フランボワーズ ショコラ”、“フィナンシェ ショコラ”、“シュー ショコラ”などを楽しめる。1階の売り場では、サクサクのチョコレート味のパイ生地にチョコレートとチェリーを閉じ込めた“焼き立て チョコレートパイ”(999円)を限定販売する。12:00と16:00に焼き上がる。