11月11日、「ケイタマルヤマ」が南青山QCcubeを会場に2015年春夏コレクションを発表した。約60席を設けた会場で3回に分けてランウェイショーを披露。"春には春の、夏にはナツの、"をキーワードに20周年を迎えた今の気分をクリエイションに落とし込んだ。季節を感じさせる旬の花々を服に装飾したり、プリントすることで、恋や音楽を楽しむ様子を表現した。
「今回はリラックスして物作りがしたかった」と話す丸山敬太デザイナーの気持ちを表すように、オーバーサイズのニットやワンピース、ワイドパンツ、たっぷりと生地を使ったフレアスカートと、ウェアラブルなスタイルを提案。オーガンジーに刺しゅうしたボトムスやデニムパッチワーク、ギンガムチェックのコットンワンピース、象徴的なフラワーモチーフを全面にデザインしたショートパンツなどでリズムを付けた。
丸山敬太デザイナーは、「日々を楽しく積み重ねていくのに服はとても大切なもの。今回は季節や人生を楽しむように、ピースフルな気持ちでできたコレクション。デビューコレクションのような気持ちだった」とコメント。また、発表形式については、「今季は近いところで服を見てもらいたい。しっかり世界観を伝えたいという思いから、大きなステージではなく、この会場を選んだ」と話した。なお、ランウェイの音楽を担当したのは、田中知之FPMプロデューサー。「ハッピーで、ロマンチックで、ガーリー、でもレトロじゃないムードをイメージして選曲してもらった」という。
今年、三越伊勢丹ホールディングスの子会社マミーナへ移管した「ケイタマルヤマ」。先シーズンは展示会形式でコレクションを発表していたため、プレゼンテーションを行ったのは、新体制移行後初となる。
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