三越伊勢丹は13日、3月6日にグランドオープンする伊勢丹新宿店本館婦人フロアの概要を発表した。すでにリモデルオープンした地下2階のビューティアポセカリーと3階を含めた計5フロアを、約100億円を投資して大規模に改装する。1階はシーズン雑貨を含む服飾雑貨ゾーンを拡大。ジュエリーは25ブランドを新たに導入し、化粧品ゾーンではヘアケアに特化したスペースを新設する。2階は今のストリートやカルチャーをミックスしたトレンドのリアルクローズを発信するフロアとして再構築。目玉は、リ・スタイルで人気を博していた「カオン」「ラウラ」などを始め、“東京の最旬”を象徴するブランドを集めた新編集ショップ「リ・スタイルTOKYO」だ。また、20〜40代女性で仕事や家事、育児を両立するアーバン・マザーのライフスタイルを想定した編集ショップ「レディ フォア ザ ウィークエンド」をオープン。「ジェームスパース」「ケイト・スペード ニューヨーク」「ザ・パーラー」などを集約する。
4階はラグジュアリーブランドと宝飾時計を集約した、“本物と上質”を提案するフロア。インターナショナルラグジュアリーエリアでは、「ボッテガ・ヴェネタ」「トッズ」「ロロピアーナ」などトラッドをベースにした「クラシック」と、「ディオール」「サンローラン」などをまとめた「クチュール」、「ヴァレンティノ」「トム フォード」「ブルマリン」といった“女性らしさ”を追求する顧客に向けた「ナルシシズム」の3つのゾーンに分類した。
2~4階には、プロモーションスペースの「パーク」、額縁に見立ててアートとMDを織り交ぜたVPスペースの「アートフレーム」を設置し、週ごとや月ごとに旬のプロモーションを打ち出す。これまでイベントスペースとして活用していたザ・ステージを進化させたもので、提案するイベントやプロモーションは年間1500〜2000本にわたるという。3月6日のグランドオープン後から3週間は、1500にも及ぶイベントや限定商品企画、サービスなどを予定している。