F2層(35〜49歳)をメインターゲットにした大人向けの新しいイベント「東京ミュゼ」(実行委員長:吉成圭子・ミュゼ社長)が4月4日、虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された。1部、2部合わせて2600人(18:00現在)が来場。田波涼子や長谷川理恵、生方ななえ、小林明実、道端カレン、野沢和香、アンミカら35人のF2層モデルが集結。叶美香や斎藤工、中村歌昇、さらにはスペシャルライブで鈴木雅之が登場した。
冒頭のスペシャルファッションショーでは、「ランバン」「ヴィクター&ロルフ」「ロベルト・カヴァリ」などの最新ファッションが登場。スタイリングを手掛けた田中杏子「ヌメロ トウキョウ」編集長と東京ミュゼのスペシャル・アドバイザーとしてイベントを監修した軍地彩弓「同」エディトリアル・ディレクターのトークショーでは、「大人の女性のドレスアップがテーマなので、ニューヨーク、ミラノ、パリ・コレクションでキャットウォークをしているブランドに協力していただいた。皆さんもドレスアップの時には、髪を手ぐしで仕上げるとか、フラットシューズを合わせるなど、抜け感をプラスした、マイナスのスタイリングが良い」と田中編集長。軍地エディトリアル・ディレクターは「変身体験をしたり、新発売のお酒を飲んだりして楽しんでもらい、家に帰ったら『もっとキレイになろう』と気分を上げて、買い物に出かけてほしい。今日は伊勢丹も出展しているけれども、オシャレにアグレッシブになって、消費を活性化してほしい」とメッセージを贈った。また、バックステージのモデルたちについては、「30〜40代の子育てをしているリアルな女性たちが素敵に年を重ね、モデルとして戻ってきてくれた。当時は雑誌ごとに分かれていたのであまり顔を合わせたりしていなかった人もいるけれど、大人になり、ドレスアップして一堂に集まった姿は壮観で、同窓会のように盛り上がっていた」と話した。
鈴木雅之はMCで「ラブソングの王様、鈴木雅之です」と自己紹介。「ファッションと音楽は通じるものがある。時代時代によっていいものがブームとして繰り返し、いいものを新たに載せながら進んでいく。35周年のアニバーサリーイヤーに、初開催のイベントに出られてうれしい」と語った。「恋人」「純愛」「夢で逢えたら」の3曲を熱唱したが、途中に、シャネルズ時代の「ランナウェイ」、ラッツ&スター時代の「目組の人」、ソロになって初シングルの「ガラス越しに消えた夏」のワンフレーズをアカペラで歌い、会場の女性たちをさらにうっとりとさせていた。
斎藤工はイベント終了後の囲み取材で「年上の女性は好き。20歳以上は年齢はただの記号。数字にしばられるのはバカバカしい」と話し、年上の限界年齢を聞かれると「親より年下なら」と懐の深さを感じさせた。