紙面紹介

明暗くっきり? ラグジュアリーから二次流通まで売れているモノ完全網羅【2024年下半期ビジネスリポート】

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  • 古着はビジネスモデルの違いで明暗

「WWDJAPAN」は年2回、半期の好調ブランドとヒットアイテムをまとめた特別付録「ビジネスリポート」を発行しています。2024年下半期版が出来上がりました。

円安を背景に訪日客需要にわく百貨店で、売り上げを伸ばしたコスメとラグジュアリーブランドは何なのでしょうか。全国約25店の百貨店にアンケートを実施し、伸長率ランキングを作成しました。好調な売り場からは、やはり訪日客による購買の影響が色濃く出ています。

コスメは圧倒的に「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」。ブランドとしても商品としてもダントツの1位を獲得し、トップをひた走ります。また、今回初めて「シロ(SHIRO)」がランクイン。ユニセックスで幅広い世代に支持されるだけでなく、ギフト需要も。ラグジュアリーブランドは「ミュウミュウ(MIU MIU)」の快走が続きます。主要百貨店担当者インタビューでは、具体的な数字や販促の取り組みも網羅しています。

アパレルの好調ブランドについては、玉川高島屋S・C、ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、渋谷109、渋谷パルコ、ラゾーナ川崎プラザの店長・館長に取材しました。猛暑が続き、アパレルはどこも苦戦を強いられた10月を乗り越えられた館は、どんな施策を行ったのか。どんなブランドが好調だったのか。各月の高伸長率ブランド一覧と共にお届けします。

国内最大級のファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の売れ筋と好調ブランドも必見です。Z世代ユーザーが多い同ECで検索数が伸びたアイテム一覧には、シーズンのトレンドが凝縮されています。コスメをそろえた「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」の担当者取材からは、百貨店とは違ったトレンドアイテムが挙がっています。

古着はビジネスモデルの違いで明暗

二次流通では「ウィゴー(WEGO)」の古着と、リユースショップ「セカンドストリート(2nd STREET)」を取材しました。アメリカやタイで古着を買い付けて日本で販売する「ウィゴー」は、円安と買付競争の激化、若者に有力なインフルエンサーの不在で苦戦を強いられています。一方、「セカンドストリート」は消費者からの買取が好調。インフレを背景に「少しでも安く買いたい」需要をつかんで好調です。

また、今回からフリマアプリ「メルカリ(MERCARI)」の取引数&検索数伸長率ランキングも収録しています。店頭やECで売り切れたり、SNSで話題になったコスメやウエアを探す動きや、「遺品整理」といったワードで検索が多くされているなど、新鮮な情報が満載です。

「ビジネスリポート」は半年分の好調ブランドおよびヒットアイテムを網羅した「WWDJAPAN」ならではの貴重なデータブックです。定期購読者向けの特別付録ですが、購読者以外の方からの「他店の売り上げ進捗を知りたい」「好調ブランドのヒット商品を知りたい」といった声を受け、単品での販売も行っています。是非手に取ってください。

DESIGN : NORIKO KINGETSU

CLE DE PEAU BEAUTE x ビジネスの記事

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3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

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