トリニティアーツは10月30日、原宿「コレクトポイント」跡地に「ニコアンド トウキョウ」をオープンした。第二回となる今回は、取り扱うウエア、生活雑貨、書籍にフォーカスする。
【第1回】「ニコアンド トウキョウ」10月30日オープン 日本初上陸レストラン、ハイプライスのセレクトウエア、「特集スペース」がそろう「情報発信基地」
「ニコアンド トウキョウ」で取り扱うウエアのオリジナルとセレクトの比率はおよそ7:3。セレクトはターゲットを「20代後半?40代のファッション好きな大人」に設定した。ブランド構成は昨日紹介したものに加え、メンズが「バブアー(BARBOUR)」「パラブーツ(PARABOOT)」「ヤーモ(YARMO)」「ローク(LOAKE)」「ランコート(RANCOURT)」「キャントン(CANTON)」などで、ウィメンズが「エヴァローレン(EVALOREN)」「イリアンローヴ(ILIANN LOEB)」「サンダース(SANDERS)」「ダントン(DANTON)」など。いずれも「ニコアンド」のテイストに合うものを世界各国からセレクトした。価格帯はアウターで5万円以上、シューズで3万円以上のブランドがほとんどで、4万円のニットや10万円以上のシューズもラインアップする。「『ニコアンド』=ナチュラル」という従来のイメージから、「大人カジュアル」へ移行していく狙いのもと、感度を引き上げた。直接各国のコレクションに出向きバイイングを行うなど、トレンドにいち早く対応するためのスピード感を高めた。
生活雑貨売り場は1階に設置、約1650型をラインアップする。グローバル旗艦店でのみ購入可能なライフスタイルアイテム「リミテッド ナンバー」をはじめ、ステーショナリーやキッチン用品、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」のルームシューズや「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」のヘアケアグッズをそろえる。2階では植物を販売するほか、店内のビンテージ什器や雑貨類も一部を除いて購入可能だ。
書籍・雑誌のセレクトは、リーディングスタイルが担当。「外見を美しくするのが服ならば、内面を磨くのは本」という考えのもと、「人体」や「自然」、「愛」などあらゆるテーマでセレクトした約2000冊の本を提供する。
「ニコアンド トウキョウ」では、「雑貨屋=変化の少ないもの」というイメージを脱するために、コンテンツを足すだけでなく、定番品の見直しも行った。「普遍的に良いもの」を大切にしながらも変化のあるショップにするために、一定期間で刷新する「エディトリアルスペース」と「パーマネントスペース」をうまく組み合わせ、その中から新たな定番が生まれる可能性を模索していく。
次回はポートランド発、日本初上陸のレストラン「ナヴァー(NAVARRE)」と、コーヒースタンド「ニコアンドコーヒー」をはじめ、「ニコアンドトウキョウ」が提案するライフスタイルにフォーカスする。