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ワコールHDが子会社ルシアンを売却 構造改革の一環

ワコールホールディングス(HD)は26日、子会社で婦人下着のルシアンの全株式をIT企業のTANAAKK(東京、田中翔一朗CEO、以下タナーク)に売却すると発表した。売却価格は非開示。業績不振で大規模な事業再編を進める中、不採算が続くルシアンを手放すことを決断した。

ルシアンは1933年にレースなどの輸入販売会社として創業。55年から婦人下着や婦人服に業容を拡大し、90年代から2000年代には中国やベトナムに生産拠点を設けるに至った。09年に株式交換によってワコールHDの完全子会社になった。近年は苦戦が続き、24年3月期の業績は売上高が前期比17%減の40億円、営業損益が2億3300万円の赤字(前期は6000万円の赤字)、純損益が1400万円の赤字(同7800万円の赤字)で終わっていた。

タナークは2015年設立で、大企業のクラウド型新規事業を支援するサービス「HITSERIES(ヒットシリーズ)」を開発・提供するベンチャー企業。

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