三陽商会は33年前に長嶋茂雄のために仕立てたスーツを復元する。この取り組みは、2013年に設立70周年を迎えたことを機に策定したタグライン「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう。」を体現する施策。当時のつくり方に現代の手法を取り入れて復元し、「タイムレスなものづくり」を追体験するという新たな試みになっている。スーツはシングル2つボタン、センターベントが特徴の3ピースタイプ。完成品は7月に三陽商会の社屋にて展示され、三陽商会公式サイトでも公開される予定だ。
このプロジェクトは、33年前に長嶋茂雄のために仕立てたスーツの型紙が保管庫から見つかったことから始動。今回の取り組みを機会に、当時のスーツ作りに携わった社員の熱い思いや培った技術、ものづくりに対するこだわりを先人が現社員に継承し、未来に活かしていくことを目的としている。