神戸居留地のデザインホテル「オリエンタルホテル」1階に4月2日、コンセプトストア「フロム ウェア アイ スタンド」2号店がオープンした。"ホテルの中にある最高の売店"をテーマに、PR会社のムロフィス代表の中室太輔(中)がプロデューサー、写真家の水谷太郎(左)がクリエイティブ・ディレクター、「サンカッケー」「フィルメランジェ」デザイナーの尾崎雄飛(右)がバイヤーを務める。運営は同ホテルを手掛けるプラン ドゥ シーで、1号店は福岡のデザインホテル「ウィズ ザ スタイル」内に昨年出店した。約25平方メートルの店内に、"旅"をフックにした商品をセレクト。i-phone用ケーブルやイヤホンなどのガジェットから、靴下やハンカチなどの雑貨、アパレル、アクセサリーまで、豊富なラインアップが特徴だ。
取り扱うウエアは「ザ・ノース・フェイス」「テアトラ」といった機能性ブランドや、「タカヒロミヤシタザソロイスト」「サンシー」などの東京ブランド、「エムエム6 メゾン マルジェラ」「マッキントッシュ×ハイク」などのモードブランド、「トリッカーズ」「ラルディーニ」「ジョン スメドレー」といったクラシック系ブランド。「アンダーカバー」とコラボレーションしたTシャツを始めとする別注品や、ラグジュアリーブランドのビンテージ商品も販売している。
「いわゆるトラベルショップに固執せず、自分たちが出張などでホテルに滞在した時にあったらいいなと思うモノがヒントになっている。国内ブランドを多く集めているのは、旅先ではその国のデザイナーの洋服が欲しくなるはずだから。事実、福岡店ではホテル滞在客に『ソロイスト』などが人気だ」と尾崎バイヤー。撮影の仕事で世界各国を飛び回る水谷ディレクターは「雨が降った時、安物のビニール傘を買うなら『ザ・ノース・フェイス』のシェルジャケットを着たいし、帽子が必要になったらせっかくなら『キジマ タカユキ』のカッコいいものをかぶりたい。それらが滞在するホテルの売店にそろっていたら嬉しいなと思った」と語った。今後は、地元のアーティストやデザイナーとのコラボレーションも積極的に行う予定だ。