パリのアクセサリーブランド「レッドライン」の創業者兼デザイナーレティシア・コーエン・スカリ(写真)が来日。7周年記念アイテムのお披露目を行なった。もともとビジネススクールの修士課程で架空のジュエリーブランド「レッドライン」のビジネスモデルを作ったところ、学内で高く評価されたことをきっかけに、自らブランドを設立。2006年、ブラジルやインド、イタリアなどで幸運を呼ぶと言われている赤いコードを使ったブレスレットを作り、コレットやギャラリー・ラファイエットなどに持ち込んでビジネスがスタートした。
サラ・ジェシカ・パーカーなどが愛用する人気ブランドで、日本ではH.P.フランス ビジューなどで販売されている。「ジュエリーが好きで小さく始めたブランドで、こんなに大きなビジネスになると思わなかった」とレティシア。コードブレスレット人気の火付け役でもある。「今ではよく見かけるようになったが、コードを使ったブレスレットは当時としては新しかった。既存のジュエリー業界からはなかなか受け入れてもらえなかったけど、コードをジュエリーの組み合わせがよかったのだと思う」。
東京、大阪のH.P.フランス ビジューで7周年記念イベントを行なった。「7周年を日本で祝えるとは、始めた当初には想像もしなかった」。昨年、パリのサントノレ通りにアトリエ兼ショールームを構えた。パーツ作りや石留め、組みたてもパリで自分たちで行なっている。ビジネス面では母親と弟がサポートしてくれているという。「今後はダイヤモンドを多く使ったものなど、より高級感のあるアイテムを強化していきたい。結婚やお祝いのために作ってほしいというリクエストも多い。幸せを呼ぶようなアクセサリーを作っていきたい」と語った。