この連載は週に一度「WWDJAPAN.com」に掲載した記事の中から、編集部の記者がテーマに合わせて記事をピックアップし、コメント付きで紹介するもの。今週のテーマは「マーケティング担当に読んでほしい記事3選」だ。当事者はもちろん、ファッション・ビューティ業界で活躍する多くの人に読んでもらいたい。
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選者:沼璃子記者

【記事1】
花王が原宿で「記憶の香り」イベント開催 “エモい”香り体験を提供
花王は3月15〜23日、同社の香りの心臓部である感覚科学研究所が再現する「記憶の香り」を展示するイベント「香屋-KAORIYA-」を原宿で開催する。会場はアンノン原宿で、入場無料・予約不要。同イベントは、「記憶を引き出す部屋」「記憶に没入する部屋」「調香師の部屋」の3つの空間で構成される。会場では、「どこか懐かしさを感じる」16種類の香りを用意。その一部は花王の製品にも使用されており、同社は「製品の香りを楽しんで使っていただくきっかけになれば」としている。(全文はこちら)
【記者のコメント】
表面化しにくい企業の財産を上手くコンテンツ化した事例だ。香りはビューティブランドが製品の特徴として当たり前に訴求する要素の1つだが、フレグランスでない限り、「単なる特徴の1つ」という認識で終わってしまいがち。当記事のようにブランドを横断した切り口で訴求することで、そこへの企業努力やこだわりを強調でき、ブランドを通したアプローチとは異なる層の認知獲得も期待できる。製品を裏で支える研究員をフィーチャーする機会の創出としても有効だ。
【記事2】
「ニューバランス」、代々木公園にランニング特化の新店開業 ニューヨーク、上海に続く世界4店目
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