雑誌市場が縮小する中、メンズファッション誌は好調だ。出版科学研究所の調べによると、30?40代の男性向けファッション誌の2012年の販売部数は4067万部で前年比136%と大幅アップした。一体、その理由は何か?5月27日に発売した「WWDジャパン」は、業界人アンケートや人気雑誌21媒体の編集長インタビュー、三浦彰と斎藤和弘の対談「出版社のニュー・ビジネスとは?」などで多角的に徹底検証。本記事では、特集から「愛読するメンズ誌」をピックアップ。国内ブランド21人、海外ブランド14人、セレクトショップ17人、百貨店7人が匿名で答えた"リアルな声"を紹介。
1位:ブルータス
2位:ポパイ
3位:ウオモ
1位の「ブルータス」が最も評価された理由は「特集力」。ファッションに固執せず、さまざまなジャンル、視点、情報力のバランスが時代感をとらえていることが購買意欲を駆り立てている。2位の「ポパイ」は、旬のファッションやライフスタイルを明確に打ち出す「世界観」が票を集めた。3位の「ウオモ」は、実需に使えるアイテム紹介や「独自性」が読者に響いている。来年は、新たな雑誌がランキングに食い込んでくるか注目だ。
■WWDジャパン メンズ雑誌特集
アンケートランキング:好調だと思うメンズファッション誌、愛読するメンズ誌、組んでもらいたい特集、メンズ誌のデキる編集者、オシャレだと思う編集部
編集長インタビュー:シュプール(内田秀美)、バイラ(佐藤真穂)、オッジ(加藤睦美)、キャンキャン(井亀真紀)、ストーリィ(為田敬)、ヴェリィ(今尾朝子)、ギンザ(中島敏子)、ゴールド(内山しのぶ)、ミス プラス(金森由利子)、フィガロジャパン(西村緑)、ペン(安藤貴之)、アール(笹沼彩子)、ジュノン(岡本朋之)、センス(守谷聡)、ジーキュー ジャパン(鈴木正文)、セッテ・マーリ(干場義雅)、ルード(甘糟夏久)、アンドガール(和田知佐子)