「フェンディ(FENDI)」は、創業地ローマにある1号店のオープン90周年を記念し、7月7日に現地で"オートフリュール(Haute Fourrure)"のファッションショーを行う。"オートフリュール"は、「フェンディ」のファーのオートクチュール・コレクション。2015-16年秋冬シーズンに、シルヴィア・フェンディとデザインを手掛けるカール・ラガーフェルドとのコラボレーション50周年を祝し、パリで発表され、その後、東京でも国立博物館で特別なショーを披露した。
1925年にローマで創業したフェンディは、翌年にローマ・プレビシート通りに、小さなファーとレザーグッズの工房を併設した初のブティックを開いた。現在も自社でファー工房を持ち、クラフツマンシップを駆使した熟練の職人を多く持つ。ピエトロ・ベッカーリ=フェンディ会長兼最高経営責任者は、「ローマで"オートフリュール"のショーを開催すると同時に、『フェンディ』の90周年をこのような形で祝うことができてうれしい。われわれのルーツとDNAを、ファーの大胆な創造性と職人技を通じて、伝承し、こうしたコレクションを発表することができた。ローマは魅惑的な永遠の都であり、伝統と歴史を守りながら未来をも見据える『フェンディ』の価値観に通じている」と語った。