ファッション

不要のブランド品で社会貢献、ワジャが新サービスEC

 個人間取引のeコマースサイト「ワジャ(waja)」などを運営するワジャは7月1日、セカンドハンドのブランド品販売とNGO/NPOへの寄付と連動させたeコマースサイト「ファッション・チャリティ・プロジェクト(FCP)」をスタートした。「ワジャ」で構築した商品撮影から出品、販売、発送までのフルフィルメントサービス機能を生かし、出品者は不要のブランド品を同社に送り、商品を登録するだけで、売上額が全額NPOに寄付される仕組み。個人に関しては、販売金額の最大50%が寄付金控除の対象になり、節税につながるため、実質的には通常質屋にブランド品を販売するより高い対価を得られるという。購入者にとっても、欲しいブランド品を安く手に入れられ、購入金額が寄付に回されるため、社会貢献もできる。支援先のNPOはシビック・フォースとピースウィンズ・ジャパンの2団体だが、今後も随時追加し、最終的には20?30団体に増やすという。

 ワジャの小安光司・代表取締役会長兼CEOは、「日本でも欧米並みにチャリティ活動を盛り上がるためには、サステナビリティとスケールが必要だと考えた。FCPはファッションと連動することで、ショッピングを楽しみながら社会貢献が可能になる」と語る。同日夜にはローンチパーティが行われ、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の特注バッグや「プラダ(PRADA)」のサングラス、「ジミー チュウJIMMY CHOO」のシューズなどが出品された。小安会長兼CEOは「名前は明かせないが、世界的なセレブやファッショニスタが賛同し、商品を出品いただいている。今後は個人だけでなくファッションブランドとの協業にも取り組んでいきたい」という。

【FCP概要】
出品対象商品:560ブランド(デザイナーブランド中心)
出品料金:無料

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