H&Mは9月5日、国内初のメンズ専門店「H&M エビスバシ メンズ」を大阪・道頓堀の戎橋にオープンする。傘下ブランド「ウィークデイ」「モンキ」跡地の約1000平米、4層構造の館にメンズウエアを全ラインそろえる。向かいに位置する「H&M戎橋店」は3日、ウィメンズ専門店にリニューアルした。
同店では各フロアで異なるテーマのメンズスタイルを提案。地下1階はアウトドアカジュアルの「ログ」ラインとスポーツウエア、1階は関西初展開の「トレンド」ラインと定番シリーズ、2階はデニムと「ディバイデッド」ラインなどのハイストリートカジュアル、3階はこちらも関西初となるスーツ系のドレスウエアとスマートカジュアル、アクセサリー雑貨を並べる。
コーディネートをアドバイスするスタイルアドバイザーを店舗に常駐させるサービスも、日本初の試みだ。「アドバイザーは完全アポイント制。"頭からつま先まで"、トータルにスタイリングをサポートする」と同社広報。「他にはない一歩先を行くサービスと高級感のある内装を導入し、グレードを高めた」と説明する。その背景には「日本の男性たちのファッション感度は高く、デザイナーとのコラボレーション商品の発売日に先頭に並ぶのは男性客であることが多い。都心だけでなく、郊外の店舗でもメンズの売り上げが伸びている」実績があったという。また、"ノー・ジェンダー"のトレンドから、カットソーなどの定番アイテムを購入する女性客の姿も目立つようになった。「XSからLサイズまで、サイズ幅が豊富なのも『H&M』の特徴。シンプルなアイテムのXSサイズなら女性でも着られる。男性だけでなく、女性客やカップルも買い物を楽しんでもらいたい」と続けた。