ファッション

【NYコレ】ヨーロッパに旅した「ケイト・スペード ニューヨーク」、アートやスポーツ、自然と出合う

 2014年春夏「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)」の会場は芝が敷き詰められており、まるで爽やかな春の風が吹くような新緑に包まれていた。今シーズンの「ケイト・スペード ニューヨーク」は、ヨーロッパの庭やストリートを訪れた。まずはパリ。オレンジやピンクなどのブライトカラーを基調にしたクラシックなベアフレアドレスやノーカラーコート、サーキュラースカートが目を引く。スキニーパンツやペンシルスカートに落とし込んだ抽象的なグラフィック柄のドレスやビスチェに用いたヨーロピアン風フェンスのモチーフプリントなど、パリのモダンアートに着想した色柄もポイントだ。次はモナコ。同地で開催されるF-1グランプリを連想するようなアスファルトのグレー、旗のラインチェックやチェックボード柄といったユニークな色柄を多用した。スポーツカーをモチーフにした指輪などの「ケイト・スペード ニューヨーク」らしい遊び心も。また、暑い日差しを意識したようなスポーティなタンクドレスや大ぶりの帽子、スニーカーなどホリデーで楽しめるようなアイテムが揃う。ラストはカプリ島。パリとモナコのシリーズに比べると、アクアブルーやペールピンク、レモンイエローなどトーンダウンしたスウィートな色が並ぶ。サテンのノースリーブドレスやピンクのチュールドレス、ゴールドの刺繍を全体に施したクロップドパンツなど上品なガーリースタイル。また、レモンモチーフを使ったドレスやかごバッグなどは、今シーズンの話題アイテムになりそうだ。

 人気のアクセサリーは今シーズンもバリエーション豊富。靴はカッティングしたり、チェーンやリボンをつけたりしたしたポインテッドトゥのパンプスや、キャンバススニーカーやメンズライクなローファーが多い。バッグはスクエア型で短いベルトのショルダーやクラッチなど、気軽に持ち運べるものでまとめた。

ケイト・スペード ニューヨーク 2014年春夏ニューヨークコレクション 全ルック

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