オンワードホールディングスは、ニューヨークにグループ企業でダンス用品を販売するチャコットと、ペット用品を販売するクリエイティブヨーコの北米旗艦店を来年1月25日同時オープンする。チャコットの「チャコット バイ フリード オブ ロンドン」とクリエイティブヨーコの「ハンナリ&マザーガーデン」で、ブロードウェイにも近いマンハッタンのフラットアイアン地区に併設する。ともに北米初出店。オンワードホールディングスは今期スタートした新中期経営計画で、海外売上高を現在の約2倍の850億円に拡大する目標を掲げる。日本で高い競争力を持つバレエ用品とペット服の専門店で北米市場に挑む。
「チャコット バイ フリード オブ ロンドン」(売り場面積60坪)は世界的なバレエ団「アメリカン・バレエ・シアター」と隣接する立地。グループ企業のダンス用品メーカー、英フリード社が設立した米国法人が運営する。商品はフリード社のトゥシューズ、チャコットのバレエウエア、ヨガウエア、ステージ衣装、メイク用品などで構成。チャコットが日本の直営店(現在30店)で培ってきたコンサルティング販売を移植することで、海外市場の開拓に先鞭をつける。
一方「ハンナリ&マザーガーデン」(同40坪)はペット服などのペット用品を中心に揃える。北米の犬の飼育頭数は日本の約5倍の5400万頭。マンハッタンには愛犬家が多く、店舗の周辺にはドッグランが併設された公園やペット店、動物病院がある。また、なごみ雑貨としてオリジナルキャラクター「しろたん」のぬいぐるみや玩具など、日本ならではのカワイイ商品も取り扱う。