「モンクレール・グルノーブル」が、2013-14年秋冬も迫力あるプレゼンテーションを見せてくれた。ニューヨークのガーメント・ディストリクトに位置するゴッサム・ホール内に設けられた黒幕のエントランスに入ると、映画「スター・ウォーズ」でお馴染み、ダース・ベーダーのテーマ曲「帝国のマーチ」が流れてくる。すると、そこにあらわれたのはニット帽とゴーグル、グローブ、ジャケットのスキースタイルを完全装備した370人のモデルだった。彼らには重低音に合わせたライティングが照らされ、まさに"戦闘態勢"という威圧感の中、何かを訴えかけるかのような迫力だった。
シーズンカラーは、大都市の緑化推進を目指す緑。モデルたちはそれぞれ異なるスタイリングでライトグリーンから、グリーン、カーキまでのカラーミックススタイルを見せた。主役のショート丈のダウンジャケットは、ウールとナイロンを組み合わせたダブルジッパーや表面の凹凸が異なるデザインジャケットが揃う。メンズはよりグラフィックプリントに力を入れ、今シーズンはツイードやノルディックモチーフの柄を取り入れた。ウィメンズは首元にファーをつけたり、ウエストをベルトで締めたり、随所でボリュームを強調する。