「ヴィクトリアズ・シークレット」の姉妹ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット・ピンク」の2013年春夏シーズンのキャッチフレーズ「ブライト・ヤング・シングス」にティーンやトウィーン(8〜12歳)の女の子を抱える"お母さんたち"からの批判が殺到している。保護者の怒りに火をつけたのは「呼んでね」「ワイルド」「なんかツイてる」という思わせぶりなフレーズを微妙な場所にあしらったTバックやビキニ。
保護者たちがウェブで怒号を上げ始めたのは3月25日。世界最大のオンライン署名プラットフォームChange.orgに「ヴィクトリアズ・シークレットは『ブライト・ヤング・シングス』キャンペーンを中止しろ」という陳情が掲載され、4月3日には1万6000人以上が署名している。また、「ヴィクトリアズ・シークレット」のフェイスブックのページで、「うちの娘にいかがわしいものを与えないで」と抗議する保護者も多数。
? 同ブランドのスポークスウーマンは、「『ピンク』は大学生向けの商品で、トウィーンなど幼い女の子向けの下着ではない。しかも『ブライト・ヤング・シングス』は『ピンク』全体のキャッチフレーズであって、問題の製品のライン名ではない。なぜ保護者たちが怒っているのかわからない」とコメント。ちなみに、渦中の"キワドイ"製品はトップセラーとのこと。
?「ヴィクトリアズ・シークレット」が騒動を巻き起こすのは今に始まったことではない。同ブランドは昨年9月に「セクシー・リトル・ゲイシャ」と名付けたルックを発表してアジア系アメリカ人の怒りを買ったばかり。11月に開催した同ブランド恒例のランウェイショーでは、モデルがネイティブアメリカン風のコスチュームで練り歩き、ネイティブアメリカンの人々からの非難を浴びた。