14日に開幕する「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に先立ち、11日夜には「ヒロココシノ」が2014年春夏シーズンのファッションショーを開催した。窓を模した格子柄に焦点を当て、光の陰影を表現したコレクション。窓から陽光が射したようなオレンジのカラーリングや、鮮やかなイエローを採用したコートドレスが印象に残る。また、オレンジと対極にあるブラックを合わせたバイカラーの提案は力強い。格子柄は立体感のあるプリントでも表現され、コシノヒロコ・デザイナーが得意とする彫刻的なジャケットやロングドレスと相まって独特のフォルムだ。シルクの箔プリント、金属のように見えるフィラメント系の素材、パンチング加工で表現する近未来的なレイヤードも特徴。光の陰影は、ドレープや膨らみのあるバルーン状のディテールに加え、強いコントラストでも打ち出されている。
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