ファッション

【東コレ】「ビューティフル ピープル」のテーマは”ロックミュージシャンとその恋人”

 テーマは、"ロックミュージシャンとその恋人"。代々木ヴィレッジの開放的な屋外広場やカフェを貸切り、道端に偶然セレブが表れたようなユニークな演出でショーを発表した。

 特に1960〜70年代に影響を受けたというコレクションは、かつてのジョン・レノンとオノ・ヨーコやミック・ジャガーとその恋人マリアンヌ・フェイスフルらが着ていたファッションを連想させるアイテムやスタイルに、得意とするトラッドテイストを盛り込んだ。

 ファーストルックでは、ヒョウ柄のジャカードコートにレザーのショートパンツのウィメンズモデルと、リネンパンツに紺ブレのメンズモデルがカップルで登場。その後に、ヒョウ柄のブルゾンにレザーのロングパンツのメンズモデルとヒョウ柄のワンピースを着たウィメンズモデルが続き、リネンやデニム、ジャカードなど、男女同じ素材を使った別のアイテムをカップルや前後連続して見せることで、クロスジェンダーではない男女のミックスを提案した。

 さらに、"ロックを聴いて高揚する=飛ぶ(舞い上がる)"というイメージから、ニワトリのイラストをチェーンステッチで表現したニットトップスや車モチーフのプリントTシャツなど、ロックのイメージを派生させたアイテムも多く揃った。コレクションにはいつもよりも、ゆったりとした上質な空気感が漂う。その理由についてデザイナーの熊切秀典は、「春夏なので軽い素材が多いのもあるけれど、今季はリラックスしてデザインができた気がする。実はリネンだから座るとすぐシワになってしまうアイテムなどもあるけれど、それでもいいと思った(笑)。価格のことは後から考えることにして、好きなモノを作ろうと思ったのがそんな雰囲気につながった思う」とコメントした。

2014年春夏 東コレ 関連記事一覧

BEAUTIFUL PEOPLE x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。