アンリアレイジは、コレクションテーマを反映させたスタンダードなライン「アンシーズン アンリアレイジ(ANSEASON ANREALAGE)」の販売を2014-15年秋冬シーズンから開始する。これまで実験的なコレクションを展開し、東京のファッションシーンで異彩を放ってきた同ブランドだが、「ファッションショーという一過性の形態で終わらせるのではなく、長く着用できるウエア打ち出した」とデザイナーの森永邦彦は語る。ユニセックスの商品が約8割を占め、XS〜Lサイズまでの4サイズを揃えた。コレクションラインでは、クラフトワークを駆使しながらコンセプチュアルなアイテムを発表している一方、「アンシーズン」ではディテールを絞り込み、比較的シンプルな商品を提案。
2014年春夏シーズンのテーマを盛り込んだ"フォトクロミック"シャツで1万9000円、さらにレイヤード型ピーコートを6万3000円で販売するなど、価格面でも優位性を訴求する。シンプルなディテールと価格を抑えることで、海外展開も視野に入れる。「デビューシーズンから、欧米、アジアの数店舗と取引が始まる。幅広い国々とビジネスを進められるのではないか」と森永。記憶に新しい09年春夏シーズンの「○△□」球体パターンや、11年秋冬に発表した「LOW」をモチーフにした低解像度の要素が商品に反映されている。デビューとなる14-15年秋冬シーズンは、約40型を並べる予定。
【アンシーズン アンリアレイジ?2014-15年秋冬 全ルック】