パルコは、今秋スタートする年間広告キャンペーンのクリエイティブ・ディレクターにフランスのデザインチーム「エムエムパリス(M/M(PARIS))」を起用した。
モデルには、トップモデルのクリスティン・マクメナミーの娘であるリリーを登用。撮影は、フォトグラファーのヴィヴィアン・サッセンが7月にオランダの海岸線で行なった。
同キャンペーンは、リリーが1年を費やして少女から大人の女性へと開花していく様子を表現。四季の移り変わりを追うというコンセプトで、ファッションの永続性を描こうとしている。リリーと拡大したリリーのフェイスオブジェ、彼女の輝く個性を表現したゴールデンヘッドが絡み合う姿が特徴だ。キャンペーンは8月18日、全国のパルコ館内外で掲出を開始。15年春夏の広告は、来年1月中旬から掲出する予定になっている。
エムエムパリスの2人は「パルコの広告は、私たち2人がアートスクールの学生だったころから、常に憧れとも言える芸術作品でした。ほんの小さな存在にすぎないとしても、私たちのヴィジョンがパルコの偉大な歴史の一部となることを心から望んでいます」とコメント。
エムエムパリスは、フランスを拠点に活動するクリエイティブ・ユニット。最近ではジョナサン・アンダーソンによる新生「ロエベ(LOEWE)」のロゴデザインや「ディオール オム(DIOR HOMME)」の2014年夏コレクションでのインスタレーションの制作が記憶に新しい。このほか、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」など名だたるブランドとのコラボでも知られている。