伊勢丹新宿店は4日、開催中の催事「キャンペーンフォー ウール ウールウィーク」に、同キャンペーンのアンバサダーを務める歌舞伎役者の尾上松也を招き、ウールをテーマにしたトークショーを行った。ライトグレーの3ピーススーツで登場した松也は、ザ・ウールマーク・カンパニーのピーター・アクロイド=グローバル戦略アドバイザーと対談。アクロイド氏の「ウールは世代を超えて長く着用できる素材だ」という話を受けて、「着物と同じですね。良い素材のものは代々受け継がれる」とコメントした。
ザ・ウールマーク・カンパニーの「キャンペーンフォーウール」はこれまでファッション業界関係者に向けた啓もう活動として展開されてきたが、今年は一般消費者にも対象を広げた。伊勢丹新宿店で3日にスタートした催事では、本館1階のザ・ステージに羊毛をふんだんに装飾した会場を作り、仮想現実3Dグラスでオーストラリアの牧場へのバーチャルトリップ体験を提供。3日には若手デザイナーの登竜門、インターナショナル・ウールマーク・プライズで昨年優勝したデザイナー、マーシャ・パトモスのファッションショーも催された。各売り場でも20以上のブランドによるウール製品のPRを行っている。会期は10日まで。