「WWDジャパン」注目の東京ブランド「アカネ ウツノミヤ」は7月11日まで展示会を開催している。プレコレクションとあり、気負わず着られるアイテムが目白押しだ。
「春夏シーズンなので、ミントグリーンやダスティピンクといったシャーベットカラーなど爽やかなカラーパレットで描いた。インスピレーション源は、(留学中に1カ月滞在した)スペインの田舎町ムルーア。海のさわやかさと、フラメンコの衣装などで多用されるドットがイメージ」とデザイナーの蓮井茜。さらに「納期が12月からなので、コートの下に着られるようなニットを多く並べた」と続ける。
例えば、ランダムな(もちろん計算されている)切り替えが印象的なユルっとしたメンズライクなニットや、シャツディテールのストライプニットなど。小柄な男性なら着られそうなアクリル×コットンのカーディガンやトップスもある。シンプルなデザインながら、編みの切り替えや斬り込み、プリーツ加工といったディテールで、雰囲気のある洗練されたコレクションを提案している。
また、値頃感のある価格も魅力だ。リブを切り替えたコットン×アクリル×シルクのドット柄ニットが2万5200円〜、アクリル×コットンのボリュームニットが2万9400円〜、テンセル×ナイロン×シルクのワンピースが3万5700円など。「いろんな方に着てもらいたいので、プレコレクションは特に価格と着やすさをポイントに作っている」と蓮井。すでにセレクトショップなどで消化率が高いことでも知られる同ブランド。今後さらに販路が広がりそうだ。
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