ファッション

若槻千夏が「ダブルシー」のアドバイザーを退任、「非常に残念」

 人気タレントの若槻千夏は、創業時から手掛けてきたウィメンズブランド「W?C(ダブルシー)」から離れたことを明らかにした。すでに2013年初頭のブログで「ご報告。」と題し、「ダブルシー」のデザイン活動から一歩引いた立場になったことを綴っていたが、後任デザイナーへの引き継ぎも進んだことから、今回の措置になった。退任は7月31日付で、若槻のブログには「今後の『ダブルシー』と若槻千夏の関係がゼロになってしまった事、非常に残念に思います」と書かれている。

 

 同ブランドは、2009年に販売をスタートし、ブランドのキャラクター"クマタン"と相まって若年層の支持を集めていた。若槻がデザイナーとして前面に立ち、いわゆる知名度を生かした"タレント系ブランド"とは差別化した訴求を行なっていた。その後、ファッションイベント「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に参加し、デザイナーとしての飛躍を目指していた。しかし、ファッションショーの1週間後、親会社ウィゴーと方向性の違いからデザイナーを退任することに。若槻は、ファッション・ウィークへの継続参加を希望していたが、ウィゴーの経営的な立場からは、コストの増加がショー開催の障壁になっていた。

 

 その後、若槻はクリエイティブ・アドバイザーとしてブランドを側面からサポート。一方で、ウィゴーの中澤征史・社長と何度も話し合いながら、徐々にブランドから離れていった経緯がある。今年3月の単独インタビューで、若槻は「タレント発のブランドとして割り切っていればよかったけど、もっと洋服を作り込んで、デザインを行なうひとりの人間として、本気でブランドを提案したかった」と語っている。後任デザイナーの横川恵は、バロックジャパンリミテッドの「ロデオ クラウンズ」で手腕を振るっていた人物。ディレクターとして「ロデオ クラウンズ」を軌道に乗せた後、ウィゴーに移籍している。「ダブルシー」は引き続き、直営店を軸に展開していく予定だ。

 

 また若槻は、ファッション業界への復帰に意欲を見せている。単独インタビュー時には「私に少しでも期待し、デザイナーとして未来に賭けてくれる人がいれば組んでみたい」と語っている。

 

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【単独インタビュー】

若槻千夏が「ダブルシー」のデザイナーを退任、ブログでは書いていない「その理由」(上)

若槻千夏が「ダブルシー」のデザイナーを退任、ブログでは書いていない「その理由」(下)

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