ファッション

「ハーパーズ バザー」日本版創刊、米国ハースト社が語る勝算は?

 ハースト婦人画報社は、「ハーパーズ バザー (Harper's BAZAAR)」日本版を9月20日に創刊する。同誌は、これまでライセンスで他社が発行してきた経緯があるが、本国ハースト社の100%子会社になったことで再上陸を果たす。現在「ハーパーズ バザー」は世界45ヵ国で流通しており、今秋には日本とドイツ、来年にはフランスで発行する予定だ。

 

 本国から来日したキム・セイント クレアー・ボーデン=ハースト マガジン・インターナショナル シニア バイスプレジデント兼エディトリアル ディレクターによると、創刊号の中面では、日本独自の誌面のみならず、同誌グローバル ファッション ディレクターのカリーヌ・ロワトフェルドが監修したカール・ラガーフェルド撮影による最新モードの撮りおろしを掲載するなど、本国のネットワークを生かしたコンテンツも盛り込んでいくという。

 

 創刊号には、146年にわたるアメリカ版の表紙の歴史がわかる別冊付録の「COVERS」がつく。創刊プロモーションでは、伊勢丹新宿店や六本木ヒルズでのイベントを企画中だ。年内は1号の発行のみで、2014年1月20日からは隔月刊となる。その間にプロモーションの一環で無料のタブロイド版を9月と11月に発行し、誌面でカバーしきれなかった内容や旬なネタをタイムリーに届ける。また、創刊時に電子雑誌もスタートする。

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