劇場型百貨店の象徴となる「祝祭広場」
新生・阪急うめだ本店が掲げる“劇場型百貨店”を象徴するのが9〜12階にかけての吹き抜け空間「祝祭広場」である。ここでは様々なイベントや期間限定のフェアを連日開催して、常に賑わいを作る。宝塚を思わせるような大階段に腰かけたり、周囲に配したオープンカフェでお茶を飲んだり、消費者が一服つける場所を上層部に置いた。隣接する場所にはインターネットラジオ局「ソラトニア梅田」が開局した。
復活した名物ショーウインドー
長年親しまれてきたコンコースのショーウインドーがスケールアップして復活した。横幅8m、1〜2階合わせて高さ9mのショーウインドーがコンコースに連なる様子は圧巻だ。
2つの「ルイ・ヴィトン」
「ルイ・ヴィトン」が2階と5階の2店で営業する。2階は化粧品売り場に囲まれた一角に、バッグやアクセサリーなどで構成することでエントリーユーザーにも利用しやすい売り場にした。一方で5階はアパレル、バッグ、シューズ、ジュエリーなど同ブランドの顧客がゆったりと選べる空間を作る。
うめはんシスターズ&ジェンヌ
3階にはヤングを狙ったコンセプトフロア「うめはんシスターズ」、4階には25歳前後のOLを対象にした「うめはんジェンヌ」を作った。ともにアパレルだけでなく、化粧品、シューズ、雑貨などのミックスMDを導入しているのが特徴で、商品カテゴリーではなく、ライフスタイルを軸にした編集が導入されている。