ファッション

「アンテプリマ」はコントラストでフレッシュで大胆な女性を表現

 「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」の今季のテーマは「ア・ジェントル・パワー(A Gentle Power)」。新鮮さ、大胆さ、純真さ、神秘性などを光沢のある色使いや素材の対比で表現した。

 ランウェイで目を引いたのは、ローズゴールド、シルバーターコイスなどの箔押しのクロップドパンツや膝上丈のスカート、トップスだ。それをパステルやブラックといったトップスやボトムスでコーディネートすることで、フレッシュで大胆な女性像を描き出す。

 カラーはピンクゴールド、ゴールド、ベージュ、ブラックがベース。さし色の光沢のあるシルバーターコイスやミントカラーが春夏らしさを引き立てる。

 コントラストの遊びはメタリックとパステルというカラーだけではない。シフォンとレザー、ニットと布帛、サマーカシミヤとシルク・オーガンジーなど素材、オーバーサイズとウエストを細いベルトでマークするといったスタイルなど様々な形で登場するが、強い印象ではなく、やさしい印象なのは、デザイナー、荻野いづみが持つ「女性らしさ」がにじみ出ているからだろう。

 得意とするワイヤーのディテールもポイントだ。それが袖やミディアム丈のスカートにファーのように施すことで、きらめきに加え、ラグジュアリー感を演出している。

 なお、ファーストルックに登場したのは日本人モデルのモナは15歳。期待の新人だ。

アンテプリマ 2014年春夏ミラノコレクション 全ルック

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