「クロエ」のファッションショーが行なわれたのはリセ・カルノー。体育館に土を固めたようなランウェイが作られ、ところどころに太陽を思わせるオブジェをつり下げた。今季のテーマのひとつである「ハイサマー」を表現しているのだろう。その太陽が上下に大きく動き、ショーはスタート。まず登場したのはロングのホルターネックドレスにカーキのゆったりとしたパンツ。続いて、トレンドのクロップドトップをロングシャツ&ロングスカートのレイヤーで提案。目を引いたのは、クラッシュプリーツのバリエーションだ。パンツやドレスに、縦に横に使うことで、軽快な動きが生まれる。
そのほか、カーキのロングパーカー、海を彷彿とさせる柄を編み込んだニットやプリントしたドレス、カットアウトの美しいレースのロングドレスなど、どれもフレッシュでエアリーだ。ウエスト、肩まわりの肌露出が増えている今シーズンの魅惑的なトレンドを、「クロエ」らしく、健康的で洗練された「セクシー」に仕上げた。