ファッション

【東コレ】「シアタープロダクツ」は、高原の別荘から広がるプライベートなウエア

 都内ホテルのスイートルームを貸し切り、プライベートな空間でコレクションを発表した「シアタープロダクツ」。テキスタイルコンバーターの瀧定大阪傘下となって初のショーは、開放的でリラックス感のあるアイテムを並べた。テーマは「CABIN(高原にある別荘)」。意外だったのは、ランジェリーにカーディガンを羽織ったスタイルをファーストルックに披露したこと。デザイナーの武内昭は「ランジェリーは室内着のシンボルとしてファーストルックに選んだ。今の時代は、(お金じゃなく)生活の豊かさが本当の贅沢、ということを伝えたかった」と語る。そのほかにも、シルクジャカードのドレスやドレス感のあるジョーゼット、室内着らしいリラックス感のある素材でブレザーやリボンドレスを作り込んだ。別荘から広がる世界観は、テニスラケットと百合、車、葡萄のカットワークレースでセットアップを制作するなど、高原の風景からも着想を得た。

 

 上質な素材使いとシンプルなカッティングは「大人の女性を想定したもので、若い人に憧れてもらえるようなブランドにしたい」と武内。大人の女性を狙ったアイテム構成を継続し、さらにアクセサリーの強化も図っている。もう一方のデザイナーである藤原美和は「小物使いでスタイルが完成するようにしている」。エナメル素材のショッピングバッグやカメリアのコサージュ、メタルチェーンのピアスなどを発表。アクセサリーの充実に加え、今後も瀧定大阪の素材調達背景を生かし、国内外のさまざまなテキスタイルを採用するという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。