おもちゃ電子楽器"オタマトーン"など、数多くのナンセンスマシーンを開発してきた明和電機は、初のファッションブランド「ミーウィーディンキー(MEEWEE DINKEE)」をスタートすることになった。2014年春夏シーズンからの販売を計画するが、お披露目を兼ねたポップアップストアを11月17日まで、ラフォーレ原宿1階のセレクトショップ「WALL」に開設。メンズ&ウィメンズの両ラインを揃え、Tシャツやワンピース、パーカなどを販売している。
同ブランドのプロデュースは、明和電機の土佐信道・社長が行ない、デザイナーには映画監督やブロガーとして活躍するTORICOを起用。軸となるグラフィックワークは、ロンドンで活躍していた気鋭アーティストAruta Soupが手掛けている。"アートからファッションへ"をコンセプトに、「シニカルでナンセンス、キュートでメカニカルなウエアになる」と土佐社長。また、デザイナーのTORICOは「決済する権利はすべて土佐社長が握っている。土佐社長が書類にハンコを押さないと、服は作れません(笑)」と語る。Tシャツは3000円台から用意。Aラインのワンピースは2万円台後半から販売している。オタマトーンをキャラクター化した提案や明和電機の作品をコラージュにし、パーカにプリントしたユニークな商品もある。今後は、セレクトショップを中心に販路を広げる考えだ。