明日土曜日、「マーク ジェイコブス」のウェブサイト(marcjacobs.com)が刷新される。これまで以上に買いやすくし、ソーシャルメディアも統合する。マーク・ジェイコブス・インターナショナル(MJI)がウェブサイトをローンチしたのは2000年11月のことだった。ランウェイショーに始まり、パーティ、スタッフや友人といったコンテンツが人気だった。2010年にはeコマースの機能を加えただけだったが、今回は大幅刷新。今後、同ブランドとしてオンラインに力を入れていく。
「ショップを全世界に構えていても、我々の商品をネットで買いたい人がいるということがわかった」とMJIのロバート・ダフィ社長。「まずはカナダを加え、2013年中にヨーロッパでもインターネットで製品が購入できるようにする。中国、ブラジル、日本は2014年を予定している。ショップが近くになくて製品を買えないという人もいる。そういう方々に利用してもらいたい」。
最初のウェブサイトは「今考えればブログのようなものだった」とダフィ社長。eコマースにしても、当初は「マーク BY マーク ジェイコブス」にフォーカスしていたが、アクセントにコレクションラインのバッグやサングラスなども扱っていたという。「その後、コレクションラインも販売するようになってから、もっと洗練されたウェブサイトが必要だと感じるようになった」と続けた。
今回は、クレイト・ザ・グループがウェブを刷新。商品イメージを大きく印象的にした。また、ツイッターやフェイスブックのアカウントでログインすれば、製品に「いいね!」できたり、コメントをしたり、シェアできたりするようになった。マイMJというウィッシュリストも作成することができる。
さらに、「ツイートボックス」というアプリケーションを採用し、サイトを離れることなくツイッターが出来るシステムも取り入れた。その他、アーカイブルックブック、ランウェイショー、インタビューといったコンテンツが詰まった「ワールド・オブ・マーク ジェイコブス」というコーナーも作った。モバイルについてもペイパルの支払いシステムを搭載した専用サイトを用意している。