「ユニクロ(UNIQLO)」と「ジーユー(GU)」は4月25日、東京・御徒町の新商業施設「御徒町吉池本店ビル」に新店舗をオープンする。24日には報道関係者向けの内覧会が開かれた。
場所は御徒町駅前の一等地で、地域密着型の店舗とし、近隣の生活者や、アメ横商店街(以下、アメ横)を訪れる観光客がメインターゲット。地域性を表現するため、アメ横をイメージし、"商品を天井から吊るす"レイアウトや、商店街らしい提灯(ちょうちん)をデコレーションしている。また、吉池が魚屋からスタートしたことにちなんで、タイムセールを企画するなど立地を考慮したレイアウトや企画が印象的だ。オープン当日は朝6時に開店し、「食料品 吉池」のいかめし朝食セットを先着300人にプレゼントする。
1〜4階の「ユニクロ」は、新宿、池袋に次ぐ親しみやすいサービスを実現するグローバル繁盛店としてオープン。売り場面積は約2800平方メートル。来店客数は一日、1万5000人を見込んでいる。約300人のスタッフのうち100人は外国人を雇用、海外からの旅行客に対応できる環境を整える。
1階には、各階の主力商品を陳列。ワンピースやスカート(2階)、ポロシャツ(2、3階)、「UT」のTシャツ(4階)など"みているだけでワクワクする"ような色や柄のアイテムのほか、シニアとビジネス向けのメンズシャツ(3階)を並べる。2階はウィメンズフロアで、3階はメンズフロア。それぞれ「ユニクロ」の全ウィメンズ、メンズアイテムをフルラインアップする。4階は、「UT」やキッズ・ベビー服、部屋着シリーズの「リラコ」と「ステテコ」を取り扱う。目玉は、「UT」の観光客向け"お土産Tシャツ"。相撲モチーフなど日本らしいデザインを始め、同社が海外出店する都市をモチーフにしたさまざまなデザインが揃う。なお、"お土産Tシャツ"は、銀座店と新橋店、海外の旗艦店でしか取り扱っていない商品。銀座店では、冬でもベスト10にはいる人気商品だ。ほか、ファレル・ウィリアムスが手掛ける「アイ・アム・アザー(i am OTHER)」や「リサ・ラーソン(LISA LARSON)」などコラボラインも用意する。
「ジーユー」は、5階にウィメンズ、6階にメンズとキッズを展開。トレンドを取り入れた、コーディネートをマネキンで提案。人気商品であるアクセサリーやシューズも豊富に取り揃える。"若い子のためのブランド"というイメージを払拭するため、セットアップのスーツなど"キレイめ"な商品をラインアップする。6階では、他店にはない1足100円の靴下など"お得感"のある商品を用意。また、ファッションアドバイザーの「おしゃリスタ」を5人駐在させる。
■ユニクロ御徒町店
住所:東京都台東区上野3-27-12 1?4階
■ジーユー御徒町店
住所:東京都台東区上野3-27-12 5?6階