「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は5月8日、今年1月にオープンした中国初の旗艦店、上海・静安(ジンアン)ケリーセンター店のオープニングパーティを開催した。中国最大級の旗艦店となる同店の店舗面積は、約540�u。ラグジュアリーブランドが集結する今最も注目が集まる商業施設の入り口に構える。きらびやかなファサードが目印だ。パーティには、香港女優のカリーナ・ラウや中国人女優のカオ・ユエンユエン、台湾人モデルのリン・チーリンなど現地のセレブが、中国初訪問を果たしたデザイナーのマイケル・コースを迎えた。また、モデルのミランダ・カーやカルメン・ペダル、イザベリ・フォンタナなども駆け付け、会場に華を添えた。
コースは、「上海の街はとても活気があって、好奇心とエナジーに溢れている。まるでニューヨークのようだ。でも中国の女性は、ニューヨークの女性と違って、服の色使いがとても上手。コーディネートにあらゆるカラーパレットを取り入れることを恐れない。すごく素敵だよ」とコメントした。9日の夜は、上海虹橋国際空港で「ジェットセット」をテーマにしたイベントを開催。インスタレーション形式のランウェイショーを披露する。
また、同社のジョン・アイドル会長兼最高経営責任者(CEO)は、上海店を機に、アジアビジネス拡大を図ることを明らかにした。「今回の出店は、我々にとって大きな試み。現在、中国大陸に約40店舗、日本に40店舗構えているが、5年以内に、各国100店舗になる出店拡大を視野に入れている。まだ我々のアジアビジネスは小さいが、大きく期待できるマーケットだと考えている」と話す。今年末には、上海店と同じコンセプトデザインを採用した店舗面積約810�uの北京店をオープンする予定だ。