ロンドンを拠点に活躍するデザイナー、コシノ ミチコが、一時帰国し、東京、大阪、名古屋のモード学園で特別講義を行なった。これは、世界的トップクリエイターが学生たちに直接指導するモード学園の教育カリキュラム「トップ・オピニオン・リーダー(T.O.L)」の一環。6月18日、東京モード学園では、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」として和歌山ニット工業組合と取り組んだプロジェクトについて講義した。同組合に属するニット・メーカー9社と約60点のジャージー素材を共同開発し、今年2月のロンドン・ファッション・ウィーク時、ロンドンのクイーンズ・パークにあるコシノのアトリエ兼ショールームで2015年春夏コレクションを披露。その一部を学生モデルが着用し、ミニファッションショーで披露した。「外見はシンプルだが、着心地が断然よく、ハリやコシがぜんぜん違う。日本製の生地は質が高い」と日本の高い技術力を称賛。また、ファッション界を目指す学生たちに、「扉を叩けば、開かれる。願えば、かなう。ポジティブが成功の秘訣」と激励した。