マークスタイラーが手掛ける「ラグナムーン(LAGUNAMOON)」が今秋、ロゴを変え、リブランディングする。新たに立てる女性像は、「洗練された芯のある女性」。アラサー世代を中心にしたファッション好きの忙しい女性に向けて、機能性を加えた"ニュー・ベーシック"を提案する。立ち上げからデザインを手掛ける中場直クリエイティブ・ディレクター(35)は昨年秋、産休から復帰し、「感じるものが変わってきた。以前は、常にトレンドを追いかけて、その時に着たいと思うものを見つけていたが、ママになり、より日常的なものを楽しみたいと思うようになった。モードやカジュアルになりすぎないデイリーに着飾れるアイテムを揃える」と話す。
商品は、パンツとジャケットを強化し、パンツはお尻の形をキレイに整えるヒップアップ・デニムパンツや着た時のシルエットにこだわったジャケットとパンツ、トレンチコート、レザーのライダースジャケット、シャツ、立体的なフォルムに仕上げたショートパンツなどを揃える。また、今後はオケージョンライン「レディ」を強化する。「素材の選び方を再考し、上質に見えるものやカッティングがキレイなものを多く集める。女性らしい"レディ"な気分をアップさせるアイテムを揃えたい」(中場クリエイティブ・ディレクター)。中心価格は、1万5000円。また、同ライン内でインナーウエアもスタートする。8月から3〜4型で始め、拡大。「元々ランジェリーからスタートしたブランドなので、改めて『ラグナムーン』を発信するアイテムとして強化する」。主な商品の価格は、デニムパンツが9250円、トレンチコートが1万3880〜1万7584円、ライダースジャケットが4万円、ボンディングショートパンツが9250円、シャツが6010円。
鈴木政宏・事業部長代理は出店について、「駅に隣接するファッションビルや駅前の高感度の百貨店を視野に入れる。また、百貨店でのポップアップストアも展開していく」と話す。