新クリエイティブ・ディレクターにジョナサン・アンダーソンを迎えた「ロエベ(LOEWE)」が7月16日、パリで発表したばかりの2015年春夏メンズ・コレクションと、表参道のフラッグシップストアをお披露目した。店舗は17日、グランドオープンする。
ジョナサンいわく、「ショップは僕のアパートメントみたいな存在。すべてのカルチャーと出会う場所。だからこそ、名匠を擁する濱田窯の陶器も欠かせなかった」と語る。彼の言葉通り、店舗1階には、濱田窯の3代目濱田友緒とコラボレーションした陶器も展示。1950年代後半に「ロエベ」のブティックをデザインした建築家ハビエル・カルバハルのデザインにインスパイアされた店舗同様、過去と現在が交錯する。
宙に浮いたような石の階段、チーズケーキカラーにペイントした石灰石の壁と天井、リネンを使ったカーテン、めのう石のひさしなど、さまざまな素材も交錯する店舗には、16万円で販売する木目モチーフのトートバッグなどが並ぶ。
2015年春夏メンズは、さまざまな素材で生み出すリラックスシルエットのトップスと、折り返し幅の大きなデニムで作るスタイル。直線的にカットしたウエアは、性別も年齢も関係なく楽しめる雰囲気で、ジョナサンのデザインコンセプト「シェア」を、「ロエベ」らしい高級素材で形に仕上げている。