TSIホールディングスは、傘下のサンエー・インターナショナルのゴルフウエアブランド「パーリーゲイツ」で新業態ショップを来春から出店する。同社が手薄なショッピングセンター(SC)の販路の開拓を狙い、百貨店を主販路にする「パーリーゲイツ」とは異なるファミリー層に向けた店舗をつくる。値ごろ感を訴求した新ライン「ジャックバニー」、既存の「パーリーゲイツ」や「マスターバニー エディション バイ パーリーゲイツ」などを中心に、国内外のゴルフウエアをセレクトして構成する。来春出店の4店を含め初年度は計7店で売上高6億円、3年後には計20店で20億円を計画する。
新業態ショップの名称は未定。家族連れが多く訪れる都市型SCに、標準面積40〜50坪で「ジャックバニー」を主力に構成する。将来の顧客獲得を見据え、ジュニア世代を戦略的ターゲットに設定し、130、140、150cmのサイズを充実させる。中心価格はポロシャツ7500円、パンツ9000円と、「パーリーゲイツ」のほぼ半額に設定し、ファミリー層が買い求めやすくした。ジュニアゴルファーの育成に向けた大会など草根の活動も積極的に展開する。