幕張メッセのイベントホールと国際展示場3ホールを会場に現在、アジア最大級のガールズファッションショー「東京ランウェイ」が開催中だ。
ライブステージには、「テラスハウス」出演により注目を集め、その後、「キャンキャン(CanCam)」モデルに身長160センチメートル以下で史上初めて抜擢されて話題のシンガーソングライターchayが登場した。衣装はchayのトレードマークでもある純白の白ワンピース。幾重もフリルを重ねたチュチュとシェイプしたウエストのフィット&フレアのシルエットがステージに映える。最近のお気に入りだというウェディングドレスブランド「アンナン(ANNAN)」のものだ。新曲「Summer Darling」のプロモーションのための衣装選びをしていて出合ったという。その「Summer Darling」を爽やかに歌い上げ、お姫様ワンピとパンプスのコーデネートでギターを弾き語るスタイルを印象づけた。単独インタビューに対してchayは、「最近、私のワンピーススタイルのファッションから興味を持ってギターを弾き始めてくれる子が出てきた。とても嬉しい。耳だけじゃなくて目でも楽しめるよう、音楽とファッションの両方で見せていきたい」と意気込む。この秋冬のファッションに関しては「ビジューと品のある服が大好きで神戸の『チェスティ(CHESTY)』というブランドがお気に入り。新作を5着くらいオーダーした」と話した。
セカンドステージトップの江崎グリコステージには、シークレットゲストの玉城ティナが登場した。トップで白襟の付いた清楚な青ワンピース姿で現れた玉城は、キャンペーンモデルを務める「ビスコ」を手に掲げながらランウェイを一往復してそのままフェイドアウト。ステージ終了間際にプロジェクションマッピングの映像がステージに投影され、ハロウィンの世界観が漂う映像が終わると、画面に「玉城ティナ 大変身!!」の文字が映し出され、通称"デビスコ"に扮した赤いデビル姿の玉城が登場する、という仕掛けだ。ハロウィンの"トリック・オア・トリート"よろしく「ビスコ」を客席に投げ入れるステージを見せた。デビルをイメージした衣装は、ラバースーツの身頃とサテンのキュロットを基調にフリンジやネットの部分使いが巧みに施されている。単独インタビューに玉城は「沖縄出身の私は普段からハロウィンやパーティーでの変身ファッションには慣れ親しみがある。魔女とかヴァンパイア、最近はキョンシーの格好をして楽しんだり。今日の格好もしっくりきた」と告白。16歳にしてファッションアイコンとして活躍する玉城はツイッター、インスタグラム、ブログの使いこなしも積極的だ。その取り組みについて聞くと「わりと思うがまま(笑)。失敗してもそれを糧に成長していけるといい意味で思っている。自分のモデル業に通じる部分もある。若いのだからその分様々な経験を積んでいい」と話す。SNSを情報源ともしているが「SNSをネットサーフィンしていく。良いなと思ったヒト・コトの写真やタグや繋がりを辿っていく」と、探究心の強い姿ものぞかせた。