ワーキングユニット・ジャパンは10月8日、香港発のメンズ・ウィメンズ複合型セレクトショップ「カポック(KAPOK)」を東京・原宿にオープンした。場所はキャットストリート付近の裏通り。約90平方メートルの店内では、「ディスカバリー」をテーマに、フランスをはじめ、北欧や香港、シンガポールなどさまざまな国や地域のウエアやバッグ、アクセサリーをラインアップ。取り扱うのは、デンマークのバッグブランド「ミスモ(MISMO)」やイギリスの時計ブランド「ユニフォーム・ウェアーズ(UNIFORM WARES)」、香港発のウィメンズウエア「ベラヤー(BERAYAH)」、シンガポール発のアクセサリーブランド「ハグ・ア・ポーキュパイン(HUG A PORCUPINE)」などで、多くが若手デザイナーによるブランドだ。オリジナル商品には、メンズシャツやキャップ、ロッククライミングをインスピレーション源にしたロープのブレスレットをそろえる。
バイヤーを務める創業者のアルノー・カステルは、「もともと『カポック』は多数の香港のガイドブックに載っており、日本人旅行客の来店も多く、日本に店をオープンするのを心待ちにするファンもいた。また、普段から若手デザイナーをサポートしたいと考えており、次のステップとして、店のコンセプトに合った日本の新たなブランドを発掘し、海外店舗で取り扱っていきたい」と話す。
「カポック」は、トイカメラの「ロモグラフィー」やメモ帳の「モレスキン」のディストリビューターとしてアジアにヒット商品を仕掛けたフランス人のアルノー・カステルが2006年、香港でスタートしたセレクトショップ。これまでに数回、ビームスとのコラボレーションで店舗内にビームスの商品を販売するポップアップストアを開いた経験もある。現在、香港に6店、台湾に2店、シンガポールに3店を構える。10月中旬には、国内2号店を横浜・みなとみらいの商業施設クイーンズイーストに出店予定だ。
■カポック 東京フラッグシップストア
住所:東京都渋谷区神宮前?6-13-4
営業時間:12:00?20:00
電話番号:03-5778-3139