「ジュンハシモト」は、2015-16年秋冬コレクションで、繊維商社「興和」のオリジナル高機能素材「パワードクロス」を採用したアイテムを発表、フィレンツェで開催されたメンズウエアの国際総合展「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に続いて、原宿にある興和のショールームでお披露目した。「パワードクロス」は、興和が2000年ごろから開発に取り組んだ高密度の複合ストレッチ素材。
「パワードクロス」を採用した「ジュンハシモト」の商品は、FASHインターナショナルが手掛ける表参道、名古屋・栄、大阪・北堀江にある「ジュンハシモト」の直営店を中心に販売する。価格は、アウター5万円台、ボトムス2万円台。興和は、1894年創業。繊維関連のほか、機械・建材、医薬品(キューピーコーワゴールドなど)・医療用機器、環境・省エネ関連製品など多方面に事業を広げ、14年3月期決算の売上高は3596億1000万円。そのうち、「パワードクロス」を手掛ける生活関連事業の売上高は約440億円。興和は、「ジュンハシモト」を第一弾のコラボレーション・ブランドとし、同プロジェクトを通じて、今後「パワードクロス」の認知度を高め、販売を拡大していく方針だ。