プーマ ジャパンは2月下旬、「プーマ」独自の新テクノロジーを搭載したランニングシューズ「イグナイト(IGNITE)」を発売する。価格は1万2000円(税抜き)。エントリー層からサブ4(フルマラソンを4時間以内にゴール)を目指すランナーをターゲットとし、今後の核と位置付け。「イグナイト」はクッション性と高反発性の相反する特徴を兼ね備えたシューズ。ミッドソール材にEVAといわれる合成樹脂素材ではなく、同シューズのために開発した新素材"イグナイト フォーム"と"フォーエバー フォーム"を採用。"イグナイト フォーム"は、EVAよりも高反発かつ耐久性の高いポリウレタンから生み出したミッドソール用の素材。従来のEVA対比で130%の反発性を持ち、ランニングの蹴り出し時の力をサポートする。また、"フォーエバー フォーム"は自動車のサスペンションパーツに使用する基礎技術を応用。ミッドソールの足のかかと部分に使用し、着地時のブレを抑え、走りに安定感を与える。
2月17日には、品川ふ頭のプーマ ブランドセンター東京で、同シューズの発表イベントおよび試走会「プーマ イグナイト トーキョー(PUMA IGNITE TOKYO)を実施した。冒頭に李孝プーマ ジャパン社長が登壇し、「『プーマ』は"世界最速のスポーツブランドになる"ことを掲げ、さまざまなトップアスリートにランニングシューズを提供してきた。現在は、トップ選手だけでなく、ビギナーからシリアスランナーまで幅広いレンジでプロダクトを揃えており、『イグナイト』は革新的な技術を搭載したシューズとして、常識をくつがえすシューズになる」と自信を見せた。試走会では雑誌編集者やライター、スタイリストなどが「イグナイト」を履き、品川ふ頭を出発。芝浦、レインボーブリッジを渡り、お台場まで走った。