ファッション

「ダニー&アン」ブランドディレクターにスタイリスト安西こずえを起用 永田杏奈のラブコールで実現

 ダブルウエアが運営する「ダニー&アン(DANNY&ANNE)」が2015-16年秋冬からリブランディングする。新ブランドコンセプトは、「FOR AGELESS NEW WOMAN(フォー エイジレス ニュー ウーマン)」。これまで得意としてきたフェミニンなテイストを生かしつつ、個性的な大人の女性像にシフトする。永田杏奈クリエイティブ・ディレクターは、「年齢にこだわらず、洗練された新しいエイジレスなスタイルを提案したいと思った。クローゼットにあるビンテージアイテムやヤング系アイテムともミックスも楽しむ感度の高い女性に向け、素材にこだわったシンプルなアイテムをそろえる。その中でも、女性らしい柄モノやシルエットなどのディテールを加えた」と話す。

 その要として、「ヴェリィ」や「ドマーニ」「ジンジャー」などの雑誌で活躍するスタイリストの安西こずえをブランドディレクターに迎えた。安西は永田と共に企画から携わり、スタイリングや空間ディスプレーもディレクションし、ブランドの世界観を作る。「安西さんとの出会いは、15年春夏のルックブックで『ダニー&アン』のスタイリングを担当してもらったのがきっかけ。元々ワンピースを主軸に構成していたが、もっとスタイリング力のあるブランドにしたいと思い、私のラブコールで今回の就任が実現した。実際に秋冬はワンピースを減らし、ボトムスやトップスなど商品構成も価格帯も拡げた。またメード・イン・ジャパンのアイテムを増やすなど、素材にもこだわる」(永田)。「私自身、女性らしいかわいさではなく、色っぽさのある男女に受けるスタイリングをいつも心掛けているが、『ダニー&アン』にもそういった"見せる"アレンジを提案したいと思った。例えば、秋冬トレンドのポンチョも女性らしいシルエットを加え、野暮ったく見えないようにした」(安西)。今後はさらに、永田を起用したPRにも力を入れるという。「デザイナー(永田)の顔がもっと見えるように、彼女を前面に打ち出したブランディングを考えている」と話す。

 「ダニー&アン」は現在、プランタン銀座、新宿マルイ本館、東武池袋、阪急うめだ、ルミネ有楽町、ルクアイーレに出店している。

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