海外のアイウエア業界に目を向けると、世界一のアイウエアメーカーであるイタリアのルックスオティカが底力を見せつけた。11年度通期決算の売上高は過去最高の62億2000万ユーロ(約6779億8000万円)、同107.3%。12年度上半期も増収増益だった。アンドレア・ゲラ=ルックスオティカ最高経営責任者(CEO)は、「西ヨーロッパは横バイだったものの、中国、インド、ブラジル、メキシコ、東ヨーロッパ市場が好調だった」と話した。
今年、ブランド創立75周年を迎えた「レイバン」を始め、「シャネル」「プラダ」「ブルガリ」「ドルチェ&ガッバーナ」など、取り扱いブランドの顔ぶれは最強だ。今年は、年商6000万ユーロ(約65億4000万円)のフランスブランド「アラン ミクリ」を買収、来年は「ジョルジオ アルマーニ」のライセンスが同社に返り咲き、さらにブランド力がパワーアップする。