「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、最新の2016年プレ・スプリング・コレクションをブランドの世界観とともに提供するインタラクティブなイベント「マイ・ストーリー」に取り組んでいる。伊勢丹新宿店でスタートした「マイ・ストーリー」は、阪急百貨店うめだ本店と日本橋三越本店を経て、現在銀座三越で開催中(12月1日まで)。以降は、「ボッテガ・ヴェネタ」の限定店舗でも開かれる予定だ。
イベント最大の特徴は、「自分のイニシャルだけで十分」という、控え目なブランド哲学に基づく、自分だけの物語が楽しめるデジタルコミュニケーションだ。会場のタブレット、もしくはQRコードから専用サイトにアクセスすると、生年月日とイニシャル、感情を喚起する質問に対する答えの入力が続き、最後には自分の性質や今、そして未来を綴った世界でただ一つのショートムービーが楽しめる。ムービーの女性はいずれも、最新コレクションを身にまとって登場。ユーザーの基本情報とパーソナルな答えから導いた映像の女性を、ユーザーの投影と思わせる仕掛けだ。
「マイ・ストーリー」は、ボッテガ・ヴェネタ ジャパン独自の取り組み。ジャパン社は日本発信のインタラクティブ企画に意欲的で、ホテルオークラ東京の建て替えを惜しむ声が集まった「マイモーメント・アット・オークラ」にも取り組んだ。「マイ・ストーリー」は現在、ブランドのホームページで楽しむことができる。