「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が1月もピッティ・イマージネ・ウオモに出展し、2016-17年秋冬コレクションを発表した。ネイビーとグレーを基調に、ドレッシーなジャケットにぺインターパンツを差し込むなど、「ブルネロ クチネリ」ならではのエフォートレスなエレガンスを提案。英国調のツイード、ネップ加工を施したニットといった暖かみを感じさせる素材も今季の特徴の一つだ。テーマは、「冬のリゾートで楽しむスタイル」。デザインを監修するブルネロ・クチネリ社長がこだわるのは「色のコンビネーションと素材の軽さ、そしてジャケットのこなし方」という。普段から好む、ジャケットにスラックスのコーディネートについて「父親と息子が同じスタイルで楽しめる、エイジレスなスタイル。会社に行く時も遊びに行く時も、ジャケットは大切にしている。オン・オフ兼用するからこそ、軽い着心地は最重要だ」と説明する。
今季のテーマについては「田舎のリゾートでのんびり過ごす時間は必要。乗馬をしたり車に乗ったり、リラックスすることで新しいインスピレーションが浮かぶこともある」。親日家のクチネリ社長は心配そうに「日本人は少し働きすぎだよ。今はいつでもSNSで繋がってしまうから、絶えず情報が飛び込んでくる。昔のように、一度スイッチをすべてオフにした時間を田舎で過ごすことをオススメしたい。ワーク・ライフ・バランスは落ち着いて考える時間をくれるよ」とコメント。「だからこそ今季のコレクションは、そんなリラックスできるシンプリシティにこだわった。ケータイがつながらないような田舎で家族とリフレッシュしましょう。ソロメオ村もオススメだよ。ソロメオ村はワーク・ライフ・バランスが実現できて、新しいビジネスといったひらめきもくれたからね」と続けた。