オーストラリアのハットブランド「ヘレンカミンスキー(HELEN KAMINSKI)」は新コンセプトストアを3月18日に表参道ヒルズ、25日に東京ミッドタウン内にオープンする。表参道ヒルズ店は白を基調とした店内はハットやアクセサリーを引き立たせ、リラックスしながらゆったりと買い物ができるようにソファも設置している。今回東京でオープンした店舗は世界初の新コンセプトストアだ。
アリソン・バード(Allison Bard)=ヘレンカミンスキー デザイナー兼ジェネラル・マネジャーは新コンセプトストアについて「今の時代、ECサイトを利用すれば、自宅から簡単にショッピングができてしまう。わざわざ来たいと思うような店舗を意識し、リラックスしながら買い物ができるラグジュアリーな体験を提供したい」と話した。
「ヘレンカミンスキー」といえばラフィア(ラフィア椰子の葉を加工した天然素材)素材を使用した帽子だ。新店舗にはベストセラーの"ラフィア クロシェ(RAFFIA CROCHET)"シリーズと"ラフィア ブレード(RAFFIA BRAID)"シリーズを含むさまざまなサイズや形のラフィアハットが並ぶ他、半期で100種類以上の新作も入荷する。マダガスカル産のラフィアを使用し、スリランカで生産している。ラフィアは天然の樹脂を含むため、柔らかく、丸めたり折りたためたり、形成し直すことができるのが特徴だ。また、"ラフィア ブレード"はSPF50と機能性にも優れている。
店舗の中央には新シーズンのトレンドアイテムが並ぶ。16年春夏は"ファン(扇子)ステッチ(FAN STITCH)"を取り入れたハットやバッグがそろう。メンズライン「カミンスキーXY(KAMINSKI XY)」の他、寒い季節や地域でも着用可能なフェルトハットも取り扱う。バード=デザイナーは「『ヘレンカミンスキー』の顧客は、よく旅する人。旅先でも持ち運び可能な帽子を手掛ける他、さまざまな地域の気候に合わせ、フェルトアイテムもそろえている」と語る。また、16年から新たにスカーフを始め、春夏の商品をラインアップしている。「今年はスカーフを出したため、新たなカテゴリーを作る予定はないが、いずれは挑戦したい。また、これからもラグジュアリーな体験提供できる美しい店舗を積極的に出していきたい」と語った。
なお、「ヘレンカミンスキー」は世界6カ国に出店し、年間20万個の帽子を販売している。日本では八木通商が51%、ヘレンカミンスキーが49%出資の合弁会社ヘレンカミンスキージャパンが展開している。