「ティファニー」は、ウオッチの"ティファニー イースト ウエスト"コレクションから大胆なデザインのオートマティックモデルを発売した。縦ではなく横に描かれた文字盤が印象的な同コレクションの新作は、1940年代のティファニーのトラベルクロックの長方形のフォームをベースにして、従来よりも一回り大きくなったウォッチケース(46.5×27.5㎜)に、スイスで生産された自動巻きメカニカルムーブメントを搭載した。前面とケースバックにはサファイヤクリスタル製ムーブメントを使っている。
価格は、ステンレス スチール ケース×アリゲーター ストラップが60万円、18Kローズ ゴールド ケース×アリゲーター ストラップが151万円。同シリーズのクォーツモデルが40万円であるのに対し、オートマティックモデルでも買いやすい価格に設定した。スイスフラン高や高額品の好調によって長く価格の高騰が続いた時計業界だが、昨今の世界的な景況の悪化を受けて、有力ブランドが値ごろ感のあるモデルを相次いで発表している。