スカルマークをシンボルにハイエンドなストリートウエアを販売している「マスターマインド・ジャパン」が、2013年春夏シーズンをもってブランド活動を休止する。休止前、最後のコレクション発表の舞台には、ファッションイベント「東京ランウェイ」(3月20日開催=国立代々木競技場第一体育館)を選んだ。
昨年7月に都内で行なわれた展示会では、これまでのオリジナル素材やテクニックをアップデートし、メンズ&ウィメンズウエアを合わせ約2500点のアイテムを展示。ファッション関係者を中心に延べ450人・約250社が来場し、多くのバイヤーが同ブランドのラストコレクションを受注したという。
特に海外勢は、計12カ国・17社の有力バイヤーが来日。米国の「マックスフィールド」を始め、香港「ジョイス」、北京「I.T」、杭州「シャイン」、シンガポール「クラブ21」など、長期にわたって取引を行なってきた店舗が今回も受注したようだ。
ラストコレクションのテーマは「dreaming」。デザイナーの本間正章が、デビュー当初の困難な時期から15年の歳月を振り返り、世界中からバイヤーが来日してくれるようになった今を「夢のよう」と思う心情を表現する。